ようこそ、台湾のラーメンの世界へ!(第七回)
統一東京の松本です。久々の更新となりますが今週より2週にわたり秋のラーメン特集をお届け致します。今回は前半戦でまず10店舗をご紹介。台北以外にも台中、新竹のお店もご紹介しておりますので、是非ご覧ください!
① 魅力的な店を発見 丸舢拉麵
https://www.facebook.com/people/%E4%B8%B8%E8%88%A2%E6%8B%89%E9%BA%B5/100091241672656/
新しいラーメン屋ができたとの情報を聞きつけて訪問。残念ながらお昼の営業は土日のみ。土曜日に中国語のレッスンを終えて訪問。
この地区は鶏白湯の名店「千雲」も二号店を開店し、魅力的なラーメン店が増えている。特濃豚骨と鶏塩の二種類があり、当然鶏塩を注文。
まず、スープが美味しい。よく出汁が出ている。塩加減はもう少し濃い方が日本好みかも。
麺が抜群に良い。喜多方ラーメンをほうふつさせる中太ねじれ麺で、茹で加減もアルデンテ。鶏叉焼・鶏の炙り焼き・ホタテの炙り焼き・豚叉焼もいい味を出している。あっという間に完食。
再訪したい。平日のお昼の営業希望。
② 変わらぬ鶏白湯 麵屋 千雲 -Chikumo-
https://www.facebook.com/menya.chikumo.Linsen/?locale=zh_TW
久しぶりの訪問。
午前中にお客様と打ち合わせがあり、その流れで訪問。
鶏白湯は淡麗と濃厚の二種類があり、私は淡麗、お客様は濃厚を選択。ついでに、鶏そぼろご飯も注文。
スープが相変わらずいい。五臓六腑にしみわたる味だ。ゆずのにおいが食欲を増してくれる。麺も茹で加減が日本人好み。鶏叉焼に鶏つくねもいいアクセント。
鶏そぼろの濃いめの醤油味がご飯を進ませる。
8月に忠孝新生に二号店がオープンしたみたいだ。
③ 定期的に通いたくなる店 麵屋鴒-六張犁
https://www.facebook.com/ramenlinggood/
またまた魅力的な店を発見してしまった。新しいラーメン屋ができたとの情報をキャッチ、早速訪問。
この店はいわゆる出店で、新店に本店があるみたいだ。
魅力的なメニューの中から、泡系エビスープを注文。
スープは泡立っていて、きれいなエビの色をしている。早速一口。エビの味が濃厚に口腔をくすぐる、日本人にはたまらない味だ。うちの近くの北海道の名店「一幻」とは少し違った、エビのうまさがよく出ているスープだ。麺は少し縮れた中太麺、しっかりとした歯ごたえで、美味しい。スープが泡立っているので、麺によく絡む。あっという間に一玉平らげて、追加麺を注文(一回まで無料)。
この店は名店「鴨葱」の近くにある、次回はいつ来ようか。
※後日私の台湾ラーメン師匠をお連れした。師匠も絶賛していました。私は煮干し鶏白湯を注文、これも美味しかった。
④ 濃厚蠱惑的な鶏白湯 池音 鶏白湯ラーメン
以前から気になっていた店だが、昼営業は土日のみなので機会を逸していた。
土曜日に中国語のレッスンが先生の都合でキャンセルとなったので、これを機会にと行ってみた。
人気店とのことで、開店10分前の11時20分に到着したが、すでに6人以上並んでいる。
濃厚鶏白湯と鶏白湯の二種類にスープがある。普通の鶏白湯を注文。
でもスープの色が濃い。一口すすると濃厚な鶏味が舌をくすぐる。美味しい。麺も中太ややちぢれ麺で、しっかりとした歯ごたえがあり、日本人好み。まるでカルボナーラを食べているような濃厚なスープとアルデンテ麺だ。
トッピングの刻み葱と京菜もセンスがいい。麺追加一回可能とのことで、当然追加。スープもきれいに飲み干して完食。
ごちそうさまでした。平日昼営業希望。
⑤ 変わらぬ醤油味と唐揚で幸せ 麵處田冶
https://www.facebook.com/Mendokorotaji20201012
この店は開店時、婿殿と訪れて以来よく通っていた。コロナ時はよく唐揚げのみをテイクアウトした。とは言え、前回より一年以上経っての訪問。
以前は唐揚げは塩と醤油の二種類があったが、今は塩の一種類のみみたいだ。
定番の醤油ラーメンを頼む。出汁は烏骨鶏からとっており、醤油のうまさを引き立てる。スープは醤油の味が全面的に出た濃厚パターン。細めの麺の茹で加減もよい。トッピングの鶏叉焼とつくねもいい。
唐揚げと共にあっという間に完食。変わらぬうまさに感謝。
⑥ 美味しい牡蠣味に陶然 二屋 牡蠣拉麵專門店
https://www.facebook.com/Oyster2022/
この店は最近ラーメン激戦区になっている、中山にある。牡蠣をテーマにした異彩のラーメン屋だ。
数年前に開店してから何回か通っている。今日はお客様とランチミーティングを兼ねて訪問。開店時間が以前は11;45だったのが、この8月から11:30になっていた。11:30に到着すると相当な人数が並んでいる、「失敗した」。
35年近く前に一回だけ牡蠣に当たったことがある。塗炭の苦しみとまではいかなかったが、一応記憶に残っている。幸いなことにトラウマにはなっていなく、牡蠣は今でも好きだ。
ただ、今回は油漬けのみのパータンにする。味は醤油と塩があるが、醤油を選択。
牡蠣の出汁が効いたトロっとしたスープがまず美味しい。油漬け牡蠣もちょっと生っぽい食感があり、これもいい。麺も中太麺でスープによく絡み茹で方も最高。
この店は加麺はいくつまでも無料。ただし、追加の麺は細麺で最初の一杯の麺に劣る、ちょっと残念。
最初の麺で十分満足し、完食。また来ます。
⑦ 台中に美味しい醤油ラーメンを見つけた 東京醬油拉麵超極丸
以前は地方に出張すると部下から「今日はどこの牛肉麺屋にしますか?」と聞かれていたが、最近は「どこのラーメンにしますか?」と聞かれることが多い。
今日は台中出張で、「山下公園ラーメンにしましょう」と言われ、期待が高鳴っていた。山下公園ラーメンは一度訪問したことがあり、パンチの効いた醤油味が美味しかった記憶がある。しかしながら、ファイスブックで確認すると今日は休みとのこと、なんてこったい。代わりの店を探さねば。
ということで、今回は全く新規のこの店を訪問。醤油ラーメンが売りの店みたいだ。12時前に入店したが、ほぼ満席。ようやく席を確保。
早速醬油ラーメンを注文。替え玉は一回無料とのこと。。
運ばれてきたラーメンのスープを見るとかなり色が濃く、これは相当パンチの効いた醤油だなと、一口すすると、意外にも甘系の醤油味、これはいい。麺の茹で加減もアルデンテで日本人好み。叉焼は薄切り数枚とコマ切れが乗っており、これも美味しい。
隣の席では日本人の親子連れが醤油味を楽しんでいる。これはいい店を見つけた。まさに不幸中の幸いであった。また来たい。
最近醤油味のいい店が増えている、醤油味好きにとってはいいことだ。
⑧ もっと進化しそうな期待させる味 麵屋有漁
https://www.facebook.com/people/%E9%BA%B5%E5%B1%8B%E6%9C%89%E6%BC%81/100092217870052/
西門町に新しいラーメン屋ができたとの情報を得て早速訪問。
鶏スープ・石班魚・鶏+煮干しの三種類のラーメンがある。私は鶏+煮干し、連れは石班魚を注文。
店内は10人座ればいっぱいとなる小さいスペース。ご主人とおかみさんらしき人の二人で切り盛りしている。
早速ラーメンが運ばれてきた。ベースの鶏スープは臭みもなくいい味、煮干しはややパンチに欠ける。スープの量がやや少なめなのが気にかかる。麺は中太麺でいい感じに茹で上がっている。炙った叉焼と鶏叉焼もうまい。追加麺は麺の上に細切れの叉焼が乗っかている、気遣いがうれしい。
完食し、おかみさんに挨拶し外に出た。
美味しいがまだまだ改良の余地のあるところもあり、可能性を感じさせる味だった。
⑨ 普通の味の安心感 熊二拉麵
https://www.facebook.com/people/%E7%86%8A%E4%BA%8C%E6%8B%89%E9%BA%B5/100064149422325/
この店は内から歩いて約15分のところにある。今日は土曜日で中国語のレッスンが休みとなったので、散歩を兼ねて訪問。
一時期人で不足で店を閉めていた時期もあったが、今日は厨房内に三人いる、ちょっと安心。
この店は鶏ガラスープととんこつの二種類。実はとんこつは食べたことはない。今日もいつもの鶏ガラスープラーメンを頼む。
スープは鶏ガラ出汁がよく来ていて普通に美味しい。麺も取り立てての特徴はないがこれも普通に美味しい。炙った叉焼と茹で鶏もいいアクセント。ゆで卵の茹で加減もいい。
普通に美味しいラーメンを食べられる幸せをまた味わった。ごちそうさまでした。
⑩ 竹北で見つけた美味しい店 麵家鳥猿
https://japaneseramen-zhupei.blogspot.com/
今日(水曜日)は新竹地区出張。部下から、「今日の昼のラーメンはどこにしますか?次回からは新竹・桃園出張は水曜日以外にしてください、水曜日が休みなラーメン屋さんが多いので」と言われた。一件探し当て、Facebookで確認したら今日は営業日、早速行ってみたところ今日は休み、またついていない。近くのこの店を探し当て、訪問する。この店は7月にオープンしたばかりとのこと。
キッチンでは三人の若者がきびきびと働いていて、気持ちいい。
鶏魚介スープが特徴とのことで、早速その豪華版ラーメンを注文。
鶏と魚介の出汁がうまくマッチしていて、脳が喜ぶうまさだ。やや細い麺もうまくゆであがっている。トッピングは魚(種類不明)の炙ったものと鶏の塩ゆで鶏叉焼と鶏つくね+海苔があり、大賑わいだ。どれも美味しい。
あっという間に完食。怪我の功名であった。また来たい。
秋のラーメン特集(前編)は以上となります。
次週に後編をUPさせて頂きますので、後編も併せてご覧頂ければ幸いです。
引き続きどうぞよろしくお願い致します!